ガリレオと腰痛

 

ガリレオ

福山雅治演じる湯川准教授のドラマではなく

 

 

地動説を唱えた天才 ガリレオ

イタリア物理学者天文学者哲学者

ガリレオ・ガリレイのことです。

ガリレオは苦難の一生を送ります。

若いころから父を早くに亡くし、家族を養うなど、家庭の事情で経済的に恵まれませんでした。

そのため、信仰の篤い敬虔なローマ・カトリックの信徒であるにも関わらず、信仰していた宗教の教会での挙式の費用が掛かり過ぎるため、結婚式も違う形で行うなど苦労は尽きません。

晩年も政治的、世渡り的な駆け引きが苦手なガリレオは、様々な圧力や妨害に遭います。

有名な地動説を唱えたガリレオを裁く裁判「異端審問」も、ガリレオの素朴な人柄を好まない政治的な人間が引き起こしたと言われています。

当時の常識は、天動説。

つまり、地球が中心であって、その周りを太陽が回っている。

そこに異を唱えたのが天才・ガリレオ。

地球が太陽の周りを回っているのだ、と後に自明の理として知られることとなる真実を唱えるのです。

世間の常識、倫理、道徳観は、個人に絶大な圧力をかけるのは、いつの世の常。

裁判で、地球と太陽のどちらがその周囲を回っているかということを問い詰められるわけです。

もし、ガリレオが当時の常識(すでに倫理観や道徳観にまで押し上げられている常識)に異論を唱えるならば、処刑は免れません。

ガリレオは、裁判でこう答えます。

「地球の周りを太陽が回っています」と。

この裁判を見ていたガリレオの弟子たちは、驚きます。

地球が太陽の周りを回っている、しっかりとしたりろんをガリレオは唱えていたからです。

そして、師であるガリレオはそう主張するはずであると。

ポリシーを曲げて、常識という権力に屈したかのように思えるガリレオに弟子たちは詰め寄ります。

ガリレオは、そう告げなければ処刑されていたことを伝えたのち、つぶやきました。

「それでも、地球は周っている」

実は、腰痛治療の世界でも同じことが起きています。

現在、日本の整形外科をはじめとする医療では、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症などの腰痛疾患と呼ばれる症状では、骨や関節の状態、位置関係がとても重視されています。

少し乱暴な言い方ですが、そこだけしか診ていないのではないかと思われるような診断もお聞きします。

現在では、「腰痛は怒りである」や「腰痛学校」等の欧米では盛んな認知療法に関する書物も紹介されており、心因性の腰痛に関する情報もたくさん出ています。

私が行う整体手法の中でも、腸腰筋や内転筋といった筋肉、筋膜へのアプローチで、病院で手術を勧められたような方でも、十分回復で来ているケースもあります。

従来の整形外科的アプローチだけでは、一向に改善が見られないとの危機感から整形外科のお医者さんが開発されたAKA博田法などの整体的手法も出来ました。

いつも多数派の世の常識が、正解であるのか?

答えは、NOです。

そうではないことも多いということです。

実は、ガリレオの「それでも、地球は周っている」は、さらに深い話です。

以前にも書きましたが、どれほど優れた悟りを開いたような人格者であっても、人間として生きている以上、すべての者は、その人の描いてきたストーリーの延長線上。

つまり、思い込みで生きているということです。

それぞれ別の人格、人生の歴史を歩んできた人間同士。

意見が食い違うこともあります。

そのような時に、意固地に自分の意見を相手に押し付け合って、口論になるのか。
(時には、暴力沙汰となり、国家間では戦争となります)

一歩譲って、ガリレオ式に穏便に済ませて、ひとまず引き下がるのか。

もちろん、ガリレオは分かる人には、

「それでも、地球は周っている」

と伝え、今もなお後世に名言として語り継がれているわけです。

友人、知人、上司、部下、親、兄弟、夫婦、恋人・・・等など。

あらゆる場面で、ガリレオ式は役に立つ

というお話でした・・・お後がよろしいようで・・・。

ガリレオ オープニングテーマ

世界中がHappyでありますように