医療における部分的治療の滑稽さ

初めに誤解が無いようにお伝えします。

 

ケガへの外相手当て、感染症における処置など。

 

国内での急性期における治療技術の質の高さは

疑いなく、そして、とても重要なことです。

 

これらの恩恵にあずかれる我々は、

世界的にも恵まれています。

 

と、

ここまでの前提を踏まえて本題へ。

 

このブログでも何度も書いてきましたし、

数多の医師、そして、

最近では治療家や薬剤師の方々が発信していること。

 

それは、

日本国内だけで世界の3分の1を超える薬の使用率。

 

データにもよりますが、40%を超えるとの試算も

あります。

 

たった、一か国でなので、

本当に異常な状況です。

 

存在価値は十分に認識しているので、

こういう言い方はあまりしたくなはいのですが、

正直、

今の日本の病院全体の状況は好きではありません。

 

なぜなら、

外来において診察から検査体制まで、

ほとんど人の意思が感じられないからです。

 

何か人間を機械としてとらえたシステムが

ベルトコンベア式に稼働しているかのような

状態だからです。

 

大きな病院なればなるほど、

その傾向も顕著に見受けられる。

 

もちろん、

ひとりひとりの医療関係者の方々の苦労や

尽力は尊敬に値しますし、素晴らしい人もたくさん

いられます。

 

それでも、

疑問が大きいのはなぜなのか?

と、考察してみます。

 

それは、

ひとえに部分的な治療に特化した医療システムが

もたらす弊害の大きさ。

 

この一言に尽きるように感じます。

 

例えばですが、

 

患者「頭が痛いんです」

 

医師「では、頭痛薬(鎮痛薬)を出しておきますね」

 

患者「私、薬を飲むと胃腸が弱いので荒れてしまうんです」

 

医師「胃薬を出しておくので一緒に飲んでおいてください」

 

 

症状に違いがあるだけで大方同じような流れの会話が、

実際に外来等で繰り広げられている会話の内容です。

 

 

では、

頭が痛い状態が続く、あるいは、とても痛い場合

 

その場合は、

頭部に関連する精密検査の出番です。

 

そして、これまた多くの場合、

異常が見つからないケースとなり、

痛み止めの処方がなされ様子を見るように

言われます。

 

頭が痛い ⇒ 検査以上が発見されなければ、痛み止めで様子を見る

胃が荒れる ⇒ 胃腸薬、整腸剤などの処方

 

 

この場合、

頭が痛いのがどこから来ているのかがわかりませんし、

 

薬の副作用ではなく、

胃が痛むといったケースの場合

本当に“胃だけ”が悪いのか?

 

おそらく、頭部単体。

胃・単体で調子が崩れているわけではないはず。

 

精神的なものであったり、

寒い季節であればカラダ全体の冷えから来ていることも

考えられます。

 

 

どうして、

このように短絡的に薬を処方してしまうのか。

 

やはり、

部分的視点、細分化され過ぎた偏った医療システム

に原因があるように思います。

 

専門性は大切ですが、

分断的に身体を診ていくような在り方を

今一度見直すことが大事ではないでしょうか?

 

では、

それを国をはじめとするシステム全体に

求めたところで、どのくらいの年月が必要なのか。

 

おそらく、

そう簡単にはいかないはずです。

 

そうならば、

私たち、一人一人が意識して

自分たちの心身とのかかわりを

考えていかなくてはなりませんよね。

 

大事なことなので、

もう一度、お伝えしておきますが、

人の健康は部分では分かりません。

 

たとえ、

特定の臓器に異常が見つかったとしても、

その臓器の働きが悪くなっている総体としての

バランスの崩れがあるからです。

 

 

先日、

いつもメンテでいらしてくださっている男性(50代)のクライアントさんとのやり取りでこうしたケースがありました。

 

多忙にもかかわらず、

間脳(脳幹)活性メソッドの施術と

ライオンあくびのセルフケアも続けてくださっている方です。

 

「先日の施術以降 体が急に変化した気がします。

日毎に違う症状が現れます。
急に腰が痛くなったり痛い場所が左から真ん中へ移動したり。
胃が急に痛んだりします。
今日は仕事を休みました。
養生します。
また施術を楽しみにしています。」

そして、

しばらく経ってからいただいたメール。

 

 

「○○です。今回病院で検査を受けました。全く問題はありませんでした。医者が驚いていました。

この方向でやっていきます。

ありがとうございました。感謝しております。」

 

 

総体としてのセルフケアを行ってくださり、

その間も体調の変化が起き続けてきました。

 

時には体調を崩したかのように感じられたこともあります。

(実際にはきちんと流れを把握した上での好転反応)

 

・部分的に見ること

・症状のみを捉えた即効性のある緩和狙い

 

上記2点を放棄して、じっくりと体に取り組まれてこられた

結果が現れて、このような嬉しいご報告をしてくださいました。

 

他にも幾つもこうしたご報告をいただいていますが、

ある意味、もっともな成果だと感じます。

 

 

すべてが短絡的な結果を求める傾向。

 

現代の日本人の全体性がそこにあるように思います。

 

もちろん、

価値観は人それぞれ。

 

ただ、

自分が関わらせていただいてきた方々の本音を伺うたびに

感じること。

 

本当は皆さんが根本的な整えを求めている

 

ならば、

それを行っていきたいと真摯に思われている方に

お応え出来ればとか思います。

 

遠回りに思える、

こうしたスタイルをご理解くださり、

いらしてくださっているクライアントの皆さんへ。

 

本当にいつも、ありがとうございます。

 

自分がもちうる全てをお伝えしていきます。

また、新しい出会いが生まれることも嬉しい

今日この頃です(^^)